「見積だけの客」はこう対応しよう

「見積だけの客」はこう対応しよう

見積だけほしがるお客様がいたりします。要件を十分に教えてもらえないまま、あれこれ想定して苦労して見積を書いても、結局、受注に結び付かず、骨折り損になってしまうこともよくあります。こうしたお客様にどう対処したらいいのでしょうか?

見積を当て馬に使われる

以前、得意先に印刷物の見積を依頼されたことがあります。弊社の業務には印刷は含まれていないので、なんとか伝手を辿り、得意先の業界に強い印刷業者を探し、見本を渡して、見積を依頼しました。いただいた見積には、弊社の紹介料などは一切上乗せせず、そのまま得意先に提出しました。
すると、なんと、
「もう一社、見積してもらったんだが、全く同一金額になったので、もう一度見積してくれないか」
という返事が返ってきました。

仕方がないので、印刷業者には得意先のことばをそのまま伝え、もう一度見積をしてもらいました。
そうしたら、今度は、
「競合の方が安かったから、そちらにした」
ということでした。

結局、当て馬として使われただけでした。

「見積だけの客」による損失

印刷物や名入りノベルティなど、要件によって料金が変わり、価格表があっても料金がわかりにくい商材は、どうしても見積が必要となります。
しかも見積はだれでも書けるわけではなく、業務に精通した社員でなければ書けなかったりします。
当然、見積を書くには時間がかかります。そうやって、コストをかけて見積しても、受注しなければ、1円も回収できません。
そうしたことが続くと、社内全体の士気の低下を招きます。
実際、ネットの書き込みをみると、見積業務を社員同士が押し付け合っている事例もあったりします。

「見積だけの客」はなくならない

冒頭で紹介したように、最初から発注する気はなく、見積を何か別の目的で利用する人は一定数います。
ただ、「見積だけの客」というのは、こうした「別の利用目的で見積を使う人」だけではありません。

通常、見積は数社から取ります。
当然、うち1社が採用となり、残りが不採用、つまり「見積だけ」で終わります。
期待していた案件が受注できないと、見積依頼者がどんなに丁寧に対応してくれても、悔しいものです。

また、見積依頼者が最終発注元でない場合もあります。
つまり見積依頼者もコストを調べて、見積を書かなければならない立場で、その見積が通らない場合、見積依頼者に連なる全員が「見積だけ」で終わってしまいます。
こちらのケースも、無力感や挫折感を味わうことになります。

「見積だけの客」への対処法

先述したように、「見積だけの客」がなくなることはないのですから、ここは発想をガラッと変えてみませんか?
社員が見積するのではなく、見積がほしい人がセルフサービスで見積する、というのはどうでしょう?

具体的には、自社のホームページに見積もりシミュレーションを設置し、見積がほしい人が自分で要件を入力して、自動で見積金額を算出するのです。
見積希望者は、条件を変えて、何度でも見積し直すことができます。また、見積結果を印刷して稟議に回すこともできます。
そして、ある見積を採用したい場合は、その見積条件を送信して、御社と商談をスタートします。

この方法なら、社員が見積に無駄な労力をかけることがなくなります。

見積もりシミュレーションを設置するには、ホームページ業者では無理なので、弊社のような専門業者に直接ご依頼ください。
弊社の場合、通常価格は 440,000円ですが、試験導入にしていただければ、半額の220,000円になります。

試験導入といっても、フル導入と機能的には変わらず、全機能がそのまま使えます。
ただ、見積もりシミュレーションのページにGoogleアナリティクス4を設置させていただき、弊社からもデータ分析ができるように許可していただきたくという条件が付きます。(顧客の個人情報や見積金額などは取得しません。)
もう一つ、試験導入は1業種1社なので、応募していただきましても、お断りする場合がありますので、ご了承ください。

見積もりシミュレーション 試験導入募集

経営陣を説得するには

「22万円でも、ウチはムリ!」
という方は、以下の方法で、経営陣を説得してください。

従来の見積には、人件費がかかります。
見積業務にかかる年間のコストを算出し、見積もりシミュレーション導入コストを何カ月で回収できるか、シミュレーションしてください。
そのための見積コスト算出ツールをご用意しました。無料で使えますので、ご利用ください。

見積算出ツール

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