見積コストを試算する

見積コスト

通常、見積は無料で行われます。そのためか、見積を提供する側も見積にかかるコストを見落しがちです。
しかし、見積は頼まれたから、自然に出てくるものではありません。誰かが仕事として見積書を書いているのです。そして会社は、その人に給料を払い、その人にまつわる経費もすべて支払っているのです。受注しようとすまいと。

年間の見積コスト

平均的な中小企業の場合、年間見積にどのくらいコストがかかるか試算してみます。

Google Search Labs|AI によると、日本の中小企業における平均年収は447万円だそうです。

年収とは、税金や社会保険料などを差し引く前の、会社が1年間にその人材に支給する金額です。

人件費には、年収の他に、会社がその人に支払う社会保険料(法定福利費)、福利厚生費、出張旅費、交通費等々も含まれます。
出張旅費等は職務によって大きく異なるので、ここでは、年収と社会保険料のみを人件費として考えます。

日本の中小企業のボーナスは、夏が0.8カ月、冬が0.9カ月といいます。(Google Search LabsAI)
このことから、年収447万円の人の月収を推定すると、

4,470,000 ÷ (12+0.8+0.9) = 326,277円

となります。月収32万6277円の人なら、1カ月

健康保険料 16,544円
厚生年金保険料 29,280円

を支払うはずなので、会社が負担する年間の社会保険料(法定福利費)は

(16,544 + 29,280) × 14 = 641,536円

です。
よって、平均的な中小企業の場合、人件費は年間1人平均

4,470,000 + 641,536 = 5,111,536円

となります。
仮に、年間所定労働日数を280日、1日の所定労働時間を8時間、かつ残業なし・休日出勤なしとすると、
1時間あたりの人件費は

5,111,536 ÷ 280 ÷ 8 ≒ 2,282円

となります。
見積1件につき、平均2時間で処理するとした場合、

2,282 × 2 = 4,564円

見積1件につき、人件費4,564円かかることになります。
もし、年間 40件見積するのであれば、

4,564 × 40 = 182,560円

年間の見積コストは18万円強になります。
この18万円が大きいのか小さいのかは、問題ではありません。
見積を人力でする限り、この18万円は毎年支払わなければならないコストという点にご注目ください。

見積もりシミュレーションでコストカット

見積もりシミュレーションを導入すれば、この見積コストをカットすることができます。
見積もりシミュレーションとは自社ホームページに設置し、見積希望者自身にセルフサービスで、
見積を自動的に算出するシステムです。

見積もりシミュレーションには通常、導入コスト44万円がかかりますが、試験導入をすれば、半額の22万円になります。

見積もりシミュレーション 試験導入募集

見積コスト算出ツール

上記の想定は、我が社の実情からかけ離れていて、参考にならない!と思われる方へ。
見積担当者自身が実情に合わせて、見積コストを算出できるツールをご用意しました。
ご自身の源泉徴収票と雇用契約書を参照して、必要な項目を入れてください。

なお、入力データはサーバーには残りませんので、安心してお使いいただけます。
もう一つ、算出ツールの方は、浮動小数点の処理が違うので、平均的な中小企業の見積コストは同じ条件では、上記試算と微妙に異なるのでご了承ください。

源泉徴収票の「支払金額」

{{ e_wage }}
源泉徴収票の「社会保険料等の金額」

企業側が就業規則・雇用契約書に記載された従業員が就労する日数

労働者が1日の就労時間。終業時間-始業時間-休憩時間

時間

単位:時

時間

{{ e_estimate_hours }}
受注した分も含め、すべての見積件数

{{ e_estimate_figures }}
見積コスト
{{ expense }}

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